会計ソフトの選び方や、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

会計ソフトは「クラウド」?「買い切り」?

日常的な会計の記帳や確定申告の場面で必ずあった方が良いのが「会計ソフト」

 

個人事業主でも会社経営者でも使わない人はほとんどいません。パソコンやオフィス系ソフトのように、創業するならば必ず揃えておきたい設備です。
そんな会計ソフトを選ぶ際、最初に「クラウド型」「買い切り型」を選ぶ必要があるのですが、はたしてどちらを選ぶと良いのでしょうか?

 

メリット・デメリットの観点からどちらの型が良いのか考えていきましょう。

 

クラウド型について

会計を担当する経理の男性

会計ソフトの「クラウド型」とは、ブラウザ上で稼働する会計ソフトのことです。
パソコンにソフトウェアをインストールする必要がないため「ハードディスクの容量を圧迫しない」という特徴があります。

 

「クラウド会計ソフト freee」や「弥生会計オンライン」などが有名です。

 

メリット

クラウド型会計ソフトのメリットは「複数の端末で利用できる」です。
ブラウザ上で稼働するため、インターネットに接続できる環境さえあれば使用するパソコンを選びません。

 

またパソコンのOSを合わせる必要もないため、社員がWindowsを使用していてもMacを使用していても互換性があるという理由でも選ばれています。

 

デメリット

会計ソフトをクラウド型にするデメリットは「ランニングコストがかかる」です。
一般的なクラウド会計ソフトの利用料は年額制に設定されています。

 

1ヶ月あたりの費用に換算すると1,980円~3,000円前後は必要です。
長く使い続ける予定がある場合は、買い切り型のソフトを購入した方が安く済む可能性があります。

 

買い切り型について

「買い切り型」の会計ソフトは、パッケージを購入した後、パソコンにソフトウェアをダウンロードして利用するソフトのことです。
全ての機能が使えるプロフェッショナル型を購入すると78,000円〜10万円程度との高額な費用がかかります。

 

複数のパソコンで利用する場合は初期費用をしっかりと計算しなければいけません。

 

メリット

買い切り型のメリットは「インターネット環境に左右されない」です。
パソコンにダウンロードしていればいつでも使えるソフトウェアであるため、インターネット環境がない場所でも使用できます。

 

また、インターネットに繋がないためセキュリティ面でも安心感のあるシステムです。

 

デメリット

デメリットには「バージョンアップの手間」があります。
インターネットに接続しない利用が想定されているため、法改正などの変更があった場合は経理担当者が手動で仕組みを切り替えなければいけません。

 

業務形態にあったものを選ぶ

クラウド型にも買い切り型にもそれぞれメリット・デメリットがあります。
そして会計ソフトごとに「得意な業種」が設定されているのが一般的です。

 

そのため大切なのは、ご自身の会社にぴったりの機能が提供されているソフトを選ぶことなのではないでしょうか。